日本の森林面積はおよそ2512万ha、国土の68%を占めています。
この比率はフィンランドに次ぐ世界第2位であり、世界の森林率約30%と比較しても、日本が世界有数の森林大国であることがわかります。
しかし、日本の木材自給率はなんと36.6%。残りは輸入材が占めているという現状があります。
木を伐(き)ることが悪い事だと思っていませんか?
もちろん、むやみに木を伐る事は良い事ではないけれど、人が育てている木(生育林)は、将来、木材として利用する為に植えた木です。だから、収穫期になると伐って使う事が本来あるべき姿なのです。
木を適切に伐ることで、森が育ちます。生育林では、伐ったところに新しい苗を植えて、新しい木が育ちます。
成長盛りの若い木は、二酸化炭素をたっぷり吸収し酸素に変えながら育ちますが、老木になるとその働きが弱くなります。
この働きを最大限引き出すには、伐って使って、また植えて・・というサイクルが重要となります。
つまり、国産の木を積極的に使用することで、豊かな森を守り、温暖化防止の助けにもなります。
『世界がこのままの生活水準で地球資源を使い続けたら2030年には地球が2つ必要になる』と言われています。
私たちはSDGsの17の目標のうち、15の『陸の豊かさを守ろう』を当社の目標に掲げています。
国産の木材を正しく使う事が、豊かな森を守ることに繋がる。
シンプルで落ち着ける木のある暮らしを提供することで、少しでも多くの人にこの混沌とした世の中でもリラックスしてもらいたい。そしてそれが同時に環境への配慮にも繋がっている事も知って頂きたい。
決して気負わずにサステナブルな生活を送って頂けるといいなあと思います。